8)真面目ってダメなことなのか


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こんにちは、アユムです。

はじめましての方はまずこちらをご覧になってください。

https://ayumu-no-ayumi.hatenablog.com/entry/2020/08/30/162855

 

こちらは前回の記事の続きになります。

 

 

不安症と診断されて3ヶ月休職し、復職してから1ヶ月程経った頃、また僕は吐き気に悩まされ、人と会うのが億劫になってしまいました。

 

それもそのはず、休職して職場から離れて体調が回復したのであって、根本的な問題解決にはなっていなかったのです。

 

体調を悪くさせるストレスの原因はやはり今の職場の割合が大きかったのです。

 

かなり悩みましたが、本気で健康を取り戻したいのであれば、環境を変えないといけないかもしれないと思いました。

 

実は休職期間中、個人事業を営んでいる方に今の状況を話したことがありました。

 

その時にもし復職してまた体調を崩したら次は転職も視野に入れていると話しました。

 

すると彼は、

「でしたらうちに来てくれませんか?」

と声をかけてくれました。

 

学生の頃からよくお世話になっていて、飲みに行った時は仕事のこともよく話していました。

 

彼の夢を追いかける姿勢を見ていると、この方と一緒に夢を追いかけてみたいと思っていました。

 

 

 

 

転職することを決意した僕はまず直属の上司に相談しました。

 

仕事以外でも本当にお世話になった上司なので、心が痛く、期待に添えられなかった罪悪感もありました。

 

今の体調のこと、新しい目標を追いかけてみたいこと、自分勝手なことを言ったと思いますが全て話しました。

 

怒られる覚悟はできていました。会社側からしたら体調を治すための休職なのに、その間に転職の話を進めているなんていい気はしません。

 

長い時間話をしました。

「残念やけど、自分が決めたことなんやったら応援するわ」

最終的に上司はそう言って僕を送り出してくれました。

 

そしてお世話になった方々に挨拶にまわりました。

 

「いや、それやったらうちの部署に来てくれ」

と、最後の最後まで言ってくださった方もいました。

 

別れを悲しむ方ばかりで、心が痛みましたが、必要とされていたことに感謝の気持ちもありました。

 

そして、皆口をそろえて言うのが

「君は真面目やったからなぁ」

「真面目やから背負いすぎたんやなぁ」

でした。

 

 

あれ?真面目ってダメなことなのか…?

 

僕はわからなくなってしまいました。

 

この会社に入って約二年間、自分で言うのも何ですが新人とは思えない程の成績を残しましたし、評価もしてもらえました。

 

それは真面目に仕事に取り組み、いろんな方にアドバイスをもらったり他部署と連携をとったからできたことです。

 

でも結果的にその行為が自分を追い詰める原因となり、体と心が悲鳴をあげてしまったのです。

 

そして退職し、最終的に会社に迷惑をかける結果に。

 

 

 

真面目な人ほど損をすのでしょうか。

 

真面目ってダメなことなのでしょうか。

 

 

 

自分の回りを見ていてもそう思うことがよくあります。

 

 

真面目に取り組む人に仕事は集まります。

 

ある先輩は深夜遅くまで残業し、大量の仕事をこなしていました。

 

とても人から好かれる性格で、会社の中でも人気者でした。

 

愚痴をはきながらも、仕事は最後まで終わらせ、皆から頼りにされていました。

 

そんな先輩はうつ病でした。

 

 

僕の友人は入社後行きたい部署に行けませんでした。

 

それでも彼の人当たりの良さや真面目な性格が評価され、仕事が順調にできてそうでした。

 

はたから見たら楽しそうに仕事をしていました。

 

しかし彼は入社一年後、うつ病になってしまいました。

 

 

 

正直、何が正解なのかわかりません。

 

しかし、僕の場合はちょっと不器用なところがあったのかなと思うところもあります。

 

無駄に自分を追い込み、常に何かに焦っているような感覚でした。

 

まだまだ直さないといけないところがあると思うので、いろんな考え方を学んでいこうと思います。

 

真面目な性格はダメなんてことはないと思うので、その性格を生かしつつも柔軟に物事を考えられるようにしていけたらなと思います。

 

 

 

退職してしばらくは心にポッカリ穴が空いた気分でした。

 

決して仕事は楽ではありませんでしたが、会社が嫌いというわけではありませんでした。

 

もうあの人に会えないのか…

もうあの会社に自分の居場所はないのか…

 

そんなことを悶々と考えていました。

 

しかしいろいろ悩みつつも、新しい目標に向かっていけるチャンスを手にしたという思いと、楽しみな気持ちがあったので、気持ちを切り替えて前を向くことにしました。