5)抗不安薬との出会い


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こんにちは、アユムです。

 

はじめましての方はまずこちらをご覧になってください。

https://ayumu-no-ayumi.hatenablog.com/entry/2020/08/30/162855

 

こちらは前回の記事の続きになります。

 

 

お盆休み前日の出来事でした。

 

僕は定時であがり、会社のフットサルサークルの練習に参加しました。

 

その日はとても暑く、日が暮れても30℃はあったと思います。

 

でも健康体になった僕はそんなの関係ありません。

全力で走ってボールを追いかけていました。

 

しかし、急に激しい吐き気に襲われました。

走ろうとしたら吐きそうになり、トロトロ歩くことしかできなくなりました。

 

これはまずいと思い、僕は常備していた吐き気止めのガスター10を飲みました。

 

一時的に少しは楽になりましたが、それでも吐き気はおさまりませんでした。

 

結局吐くことはなかったのですが。

おそらく軽い熱中症になっていたのでしょう。

 

しかし僕は過去の記憶がよみがえり、吐き気に対して過剰なまでの恐怖を再び抱くことになったのです。

 

ストレスにとても敏感になってしまい、ちょっとでも負荷がかかると吐き気を感じる状態になっていました。

僕の体と心は、学生の頃に精神疾患になっていた時よりもひどい状態になっていました。

 

お盆休み明け、僕はフラフラしながら出社しました。

 

明らかに様子がおかしい僕を見て上司や先輩から大丈夫か?と聞かれました。

 

全然大丈夫じゃないのに大丈夫ですと答えました。

迷惑をかけたくなかったので。

 

しかし午前中の会議でさらに吐き気がひどくなり、トイレに駆け込みました。

しかし吐くことはできませんでした。

 

これは流石に無理だと判断し、お昼前に早退しました。

 

結局、この週は出社することが出来ず、ずっと家で寝込んでいました。

 

 

このままではまずいと思い、いつも通っている内科医へ行きました。

 

先生に吐き気がすること、やたらゲップが込み上げてくること、不安であることを伝えました。

 

そうすると、僕が学生時代からのんでいた胃の薬とは別に、不安を抑える薬を出してもらうことになりました。

 

その薬はエチゾラム(デパス)という薬でした。

 

2週間、0.5mgを朝昼晩と毎食後に飲むようにと出してもらいました。

 

当時の僕は薬のことについては全然詳しくなかったので、言われるがまま飲んでいました。

 

正直不安が取れるような感覚はあまり分からず、2週間分飲みきってもまだ吐き気や仕事に対する不安を感じていたので、また病院へ行くと今度は4週間分処方されました。

 

そんなことを繰り返していると、結局僕はエチゾラムを約4ヶ月間服用し続けることとなりました。

 

 

話はお盆休み明けに戻り、さらに1週間休みをもらった僕はひとまず職場復帰することができました。

 

皆からは無理するなよと言われたり、14連休とか羨ましいわと茶化されたりしました。

 

エチゾラムを服用しながらの生活は、副作用のせいか、強い眠気を感じることがしばしばありました。

 

仕事中もうつらうつらすることが多々あり、集中することができませんでした。

 

そして、精神的な面はというと、人と会うのが億劫になってしまいました。

 

吐き気を感じてしまったらどうしようという思いが強くなり、友人と会うことさえ避けていました。

 

大切な友人から結婚式に来てくれと言われても、やっかいな病気になっているから厳しいと断りました。

 

休日はバイクで出かけるのが好きでしたが、それもできませんでした。

 

外出が恐怖でした。

 

今まで当たり前にできていたことができなくなりました。

 

正直こんな状態は異常です。

 

しかし辛うじて会社には行けていたので、心療内科へは行く必要はないと判断ししました。

 

僕はお盆休み明けから年末までエチゾラムや胃の薬を服用しながらなんとか会社へ行っていっていました。